高校生が海外の大学に行くには?進学方法・必要な準備・費用を徹底解説

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海外の大学に行くには?高校生が選べる4つの進学ルート

高校生が海外の大学に行く方法は、高校卒業後に4年制大学へ直接入学するルートだけではありません。現在の高校成績や英語力、予算、希望する国によって、主に次の4つの進学ルートから選べます。

進学ルート向いている人主な特徴
海外大学へ直接出願する高校在学中に成績・英語力・出願書類を準備できる人高校の成績や英語スコア、志望理由書、推薦状、課外活動などをもとに審査される。
Foundation・Pathway・Diplomaを経由する直接入学の条件に届かない人、進学前に英語や専門科目を学びたい人大学進学準備課程を修了した後、学士課程へ進む。
日本の大学から交換留学・編入する高校卒業後すぐの海外進学に不安がある人日本の大学に在籍したまま留学する方法や、海外大学へ編入する方法がある
コミュニティカレッジなどから編入する費用や入学条件を抑えながら海外大学を目指したい人2年制大学などで単位を取得し、4年制大学への編入を目指す。

海外大学へ直接出願する

高校卒業後、海外の大学の学士課程へ直接出願する方法です。大学や国によっては、日本の高校卒業資格と高校の成績、英語試験のスコアがあれば出願できます。

ただし、日本の大学受験のような一斉試験だけで合否が決まるとは限りません。高校の評定平均、履修科目、IELTSやTOEFLなどの英語スコア、志望理由書、推薦状、課外活動などが総合的に評価される場合があります。

希望する大学が決まっている高校生は、早めに入学条件と出願期限を確認し、高校在学中から準備を進めましょう。

Foundation・Pathway・Diplomaを経由する

海外大学への直接入学に必要な成績や英語力が不足している場合は、FoundationやPathway、Diplomaなどの準備課程を経由する方法があります。

Foundationでは、英語に加えて、数学や科学、レポート作成など、大学で必要となる基礎科目を学びます。Diplomaは、修了後に大学の2年次へ編入できるプログラムもあります。

オーストラリアやイギリス、ニュージーランドなどでよく見られる進学方法ですが、修了後に進学できる大学や学部、必要な成績はプログラムによって異なります。

日本の大学から交換留学・編入する

高校卒業後に日本の大学へ進学し、大学の交換留学制度を利用する方法もあります。正規の海外大学進学に比べて挑戦しやすく、在籍する日本の大学によっては、取得した単位を卒業単位として認定してもらえる場合があります。

ただし、交換留学では通常、日本の大学の学位を取得します。海外大学の学位取得を目指す場合は、交換留学ではなく、正規留学や編入を検討する必要があります。

海外大学への編入では、日本の大学で取得した単位がすべて認められるとは限らないため、出願前に単位移行の条件を確認しましょう。

コミュニティカレッジなどから4年制大学へ編入する

アメリカなどでは、コミュニティカレッジと呼ばれる2年制大学に入学し、その後4年制大学の3年次への編入を目指すルートがあります。

4年制大学へ直接入学するよりも入学条件が比較的柔軟で、学費を抑えられる場合があることがメリットです。一方で、希望する大学への編入が必ず保証されるわけではありません。

編入を目指す場合は、必要な成績、履修科目、移行できる単位数、提携大学の有無を事前に確認することが重要です。

海外の大学に行くには、自分の成績や英語力だけでなく、取得したい学位、希望する専攻、予算、卒業後の進路に合ったルートを選ぶ必要があります。気になる大学がある場合は、大学公式サイトの「International entry requirements」「Undergraduate admissions」「Japan」などのページで、日本の高校卒業者向けの入学条件を確認しましょう。

高校生は海外大学進学の準備をいつから始めるべき?

海外の大学に行くには、入学希望時期の約1年半前から準備を始めるのがひとつの目安です。高校卒業後すぐに海外大学へ進学したい場合は、高校1〜2年生のうちに情報収集や英語試験の勉強を始め、高校2年後半から高校3年前半にかけて志望校選びと出願準備を本格化させましょう。

海外大学の入学条件や出願期限は、国・大学・学部によって異なります。入学時期の約1年前に出願を締め切る大学や奨学金もあるため、高校3年生になってから大学を探し始めると、希望する進学先に間に合わない可能性があります。

特に、TOEFLやIELTSなどの英語試験は、必要なスコアを一度で取得できるとは限りません。志望理由書やエッセイ、推薦状なども短期間では準備しにくいため、早めに取り組むほど大学や奨学金の選択肢を広げやすくなります。

学年別の準備スケジュール

時期主な準備内容
高校1年〜2年前半学びたい分野や国、大学、学費を調べる。学校の成績を安定させ、課外活動や探究活動にも取り組む。志望校で必要になる英語試験の勉強を始める。
高校2年後半志望国・大学・専攻を絞り、各大学の入学条件や出願期限を確認する。TOEFL・IELTSなどを受験し、志望理由書やエッセイの準備を始める。
高校3年前半志望校を決定し、必要な英語スコアの取得を目指す。成績証明書、卒業見込証明書、推薦状、エッセイ、ポートフォリオなどを準備し、奨学金の条件と締切も確認する。
高校3年夏〜冬各大学のスケジュールに合わせて出願する。追加書類の提出や面接、英語試験の再受験などにも対応する
合格後〜渡航前進学先を決定し、入学手続き、学費の支払い、学生ビザ申請、滞在先、航空券、海外留学保険などを準備する

このスケジュールはあくまで一般的な目安です。海外大学の出願時期は日本の大学入試と同じではなく、出願受付の開始日や締切が大学ごとに設定されています。

例えば、アメリカの大学では、高校の成績証明書に加えて、エッセイや推薦状などを求められることがあります。イギリスやオーストラリアなどでも、高校の成績や履修科目、英語スコアによって、大学へ直接入学できるか、進学準備コースを経由するかが変わります。

高校3年生から準備を始めても出願できる大学や、Foundation・Pathwayなどの進学準備コースはあります。ただし、準備が遅くなるほど、出願できる大学や利用できる奨学金が限られる可能性があります。

まずは志望校の公式サイトで、以下のページを確認しましょう。

  • International students
  • Undergraduate admissions
  • Entry requirements
  • Application deadlines
  • Scholarships

希望する入学時期から出願期限を逆算し、英語試験や必要書類の準備期間を含めてスケジュールを立てることが大切です。

参照元

国別に海外大学の出願方法はどう違う?

海外大学の出願方法は、国によって大きく異なります。共通出願システムを利用する国もあれば、大学へ直接出願する国、州・地域ごとの出願窓口を使う国もあります。

なお、大学への出願と学生ビザ申請は別の手続きです。通常は大学から合格通知や入学許可を受け取った後に、ビザを申請します。

国・地域主な出願方法高校生が確認すべきこと
アメリカCommon Appまたは大学独自のシステム高校成績、英語スコア、エッセイ、推薦状、課外活動、SAT・ACT
イギリスUCASから最大5コースへ出願コース別条件、Personal Statement、推薦状、英語要件、締切
オーストラリア大学へ直接出願または認定エージェント経由直接入学できるか、Foundation・Diplomaが必要か
カナダ大学への直接出願または州別システム必要科目、英語要件、州別の出願方法、就学許可証
ニュージーランド大学への直接出願が中心入学条件、英語要件、Offer of Place、学生ビザ
アジア・ヨーロッパ国・大学によって異なる授業言語、学歴要件、入学時期、学費、ビザ

アメリカ|Common Appまたは大学独自のシステムから出願

アメリカでは、複数の大学へ出願できる「Common App」を利用する大学が多くあります。ただし、大学独自の出願システムを採用している場合もあります。

一般的には、高校の成績証明書、英語スコア、エッセイ、推薦状、課外活動などを提出します。SAT・ACTは、提出必須・任意・不要など大学ごとに方針が異なるため、志望校別に確認が必要です。

イギリス|UCASから最大5コースへ出願

イギリスの学部課程は、原則としてUCASを通じて出願します。1回の出願で、同じ大学または異なる大学のコースを最大5つまで選べます。

2026年入学以降のPersonal Statementは、従来の長文形式から3つの質問に答える形式へ変更されました。医学・歯学・獣医学やオックスフォード大学、ケンブリッジ大学などは、一般的なコースより締切が早いため注意しましょう。

オーストラリア|大学へ直接出願またはエージェント経由

オーストラリアでは、大学公式サイトから直接出願する方法と、大学が認定する留学エージェントを通して出願する方法があります。

大学は高校の成績、履修科目、英語スコアなどを審査します。条件を満たせば学士課程へ直接入学できますが、成績や英語力が不足している場合は、FoundationやDiplomaを経由することがあります。

合格後は手続きと学費の支払いを行い、Confirmation of Enrolment(CoE)を受け取ってから学生ビザを申請します。

2026年7月時点で、学生ビザ(Subclass 500)の申請料は原則AUD2,500から、学期中の就労時間は原則2週間あたり48時間までです。費用や条件は変更されるため、申請前に最新情報を確認しましょう。

カナダ|州や大学によって出願方法が異なる

カナダには、全国共通の大学出願システムはありません。大学へ直接出願する場合のほか、オンタリオ州のOUACやブリティッシュコロンビア州のEducationPlannerBCなどを利用する場合があります。

合格後は、原則としてDLIの入学許可書を使って就学許可証を申請します。高校卒業後の大学進学ではPAL・TALが必要になることがあり、ケベック州ではCAQが必要な場合もあります。

ニュージーランド|大学へ直接出願する方法が中心

ニュージーランドでは、大学公式サイトから直接出願する方法が一般的です。高校の成績、履修科目、英語スコアなどが審査され、日本の高校卒業資格で直接入学できない場合はFoundationを経由することがあります。

合格後に発行されるOffer of Placeを使って学生ビザを申請します。3か月を超えて学ぶ場合は原則として学生ビザが必要で、18歳未満は滞在先に関する条件も確認が必要です。

アジア・ヨーロッパ|国と大学ごとに確認する

アジアやヨーロッパでは、大学への直接出願、国の共通システム、現地の審査機関を利用する方法などがあります。

英語で学べる学位コースもありますが、現地語能力を求められる場合もあります。日本の高校卒業資格で直接入学できるか、準備課程が必要かも国や大学によって異なります。

志望校を調べる際は、公式サイトの「International applicants」「Entry requirements」「How to apply」「Application deadlines」などを確認しましょう。

海外大学への出願では、国ごとの一般的な仕組みだけで判断せず、志望する大学・学部の最新情報を確認することが重要です。

参照元

高校生でも海外大学進学の奨学金は利用できる?

高校卒業後に海外大学の学士課程へ進学する場合、高校生でも応募できる奨学金があります。応募条件は、進学先、高校の成績、英語力、世帯収入などによって異なります。

奨学金には、返済不要の「給付型」と、卒業後などに返済する「貸与型」があります。留学開始の1年以上前に募集を締め切る制度もあるため、早めに調べることが大切です。

高校生が検討できる主な奨学金

奨学金の種類主な特徴
日本の公的な給付型奨学金海外大学で学士号の取得を目指す人向けの制度がある。
貸与型奨学金返済は必要だが、進学前に予約できる制度がある。
自治体・民間財団の奨学金居住地、成績、専攻、進学国などの条件がある。
海外大学独自の奨学金成績や出願審査をもとに授業料減免などが適用される。
外国政府の奨学金対象国、専攻、学位などが指定されることがある。

公的な給付型・貸与型制度もある

返済不要の「海外留学支援制度(学部学位取得型)」は、海外大学で学士号の取得を目指す人向けの制度です。高校卒業見込みの人も応募対象になり得ますが、成績、語学力、家計基準などの条件があります。

また、返済が必要な「第二種奨学金(海外)」もあります。高校在学中に申し込む場合は、原則として在籍校を通じて手続きするため、早めに学校へ確認しましょう。

大学独自の奨学金も確認する

海外大学では、高校の成績、英語スコア、エッセイ、課外活動などをもとに、留学生向けの奨学金や授業料減免が適用されることがあります。

出願時に自動審査される制度と、別途申請が必要な制度があるため、志望校の公式サイトで「Scholarships」「International student scholarships」などを確認しましょう。

奨学金は大学合格後では間に合わない場合があります。高校1〜2年生から情報を集め、応募期限、支給額、対象費用、併給の可否を確認することが大切です。奨学金だけで全費用をまかなえるとは限らないため、学費や生活費を含めた資金計画も立てましょう。

参照元

高校生が海外大学を目指すときの注意点

高校生が海外大学を目指すときは、英語試験や出願書類だけでなく、進学目的、学校の成績、費用、未成年者向けの条件まで確認する必要があります。準備を始めてから困らないよう、次の点に注意しましょう。

「なんとなく海外」だけで志望校を決めない

海外大学は国や専攻の選択肢が多いため、目的が曖昧なままだと志望校を絞りにくくなります。

最初から将来の進路を完全に決める必要はありませんが、次の点は家族と話し合っておきましょう。

  • 何を学びたいか
  • なぜ海外で学びたいか
  • 卒業後にどのような進路を目指すか
  • 年間の学費・生活費はいくらまで出せるか
  • 奨学金が必要か
  • 英語圏にするか、英語で学べる他の国も検討するか

学びたい分野や予算が整理できると、国・大学・進学ルートを比較しやすくなります。

英語力だけでなく高校の成績も大切にする

海外大学では、IELTSやTOEFLなどの英語スコアだけでなく、高校の成績も重要な審査材料になります。

特に、工学やコンピューターサイエンスでは数学、看護や医療系では数学・理科など、志望する専攻に関連する科目の履修状況や成績を確認されることがあります。

高校1年生からの成績証明書を求める大学もあるため、海外進学を考え始めた段階から、学校の授業や定期試験にも継続して取り組みましょう。

推薦状は余裕を持って先生に依頼する

海外大学への出願では、高校の先生などによる推薦状が必要になる場合があります。推薦状には、成績だけでなく、授業への姿勢、責任感、探究活動、リーダーシップなどが記載されることもあります。

先生へ依頼する際は、締切直前を避け、次の情報をまとめて共有しましょう。

  • 志望する国・大学・学部
  • 出願期限と提出方法
  • 志望理由
  • 学校内外で取り組んだ活動
  • 推薦状で触れてほしい経験や強み

推薦状の提出方法は、先生が出願システムへ直接登録するなど、大学によって異なります。早めに手順を確認することが大切です。

18歳未満は滞在先や保護者同意を確認する

高校卒業後すぐに渡航する場合、入学時や渡航時点で18歳未満になることがあります。

国や教育機関によっては、保護者の同意書、現地ガーディアン、学校が承認した宿泊先、未成年者向けの福祉・生活サポートなどが必要です。

オーストラリアでは、18歳未満の学生ビザ申請者に対して、保護者や教育機関による適切な福祉手配が求められる場合があります。ニュージーランドでも、教育機関が未成年留学生の宿泊先を確認する仕組みがあります。

18歳未満で渡航する可能性がある場合は、大学の入学条件だけでなく、学生ビザと滞在先の条件も早めに確認しましょう。

留学エージェントは費用とサポート範囲を比較する

留学エージェントを利用すると、大学選び、出願、学生ビザの準備、滞在先手配などのサポートを受けられることがあります。

一方で、サポート内容や料金、紹介できる大学はエージェントによって異なります。契約前に、次の項目を確認しましょう。

確認項目見るポイント
情報の信頼性大学や政府機関の最新情報をもとに説明しているか
紹介できる大学特定の提携校だけでなく、自分の希望に合う選択肢を提案しているか
費用手数料、学費、滞在費、保険、追加料金の内訳が明確か
キャンセル条件返金の対象やキャンセル料が契約書に記載されているか
ビザのサポート対応できる範囲や、専門家への確認が必要な内容を明確にしているか
未成年者への対応滞在先、保護者同意、緊急時の連絡体制を確認できるか
説明の表現大学合格やビザ取得を保証するような説明をしていないか

エージェントを利用する場合でも、大学の入学条件や出願期限、学生ビザの条件は、大学公式サイトや政府機関のページでも確認することが重要です。

海外大学進学は、早く準備を始めるほど選択肢を広げやすくなります。英語力だけに集中せず、学校の成績、費用、必要書類、未成年者向けの条件を含めて計画を立てましょう。

まとめ|オーストラリア留学ならブリスベン留学ドットコム

高校生が海外の大学に行くには、早めの情報収集と計画的な準備が重要です。国ごとの出願方法や入学条件、英語力、高校の成績、費用、奨学金、ビザを確認し、自分の目的に合う進学ルートを選びましょう。

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