ブリスベンで塗装工を目指す際の代表的な資格が「CPC30620 Certificate III in Painting and Decorating」です。
本コースでは塗装準備や実技施工を学びますが、学校ごとに期間、実習先の場所、英語条件、工具費、受講形式(留学生向けか現地向けか)などが異なります。
本記事では比較候補となるEverthought、Gamma、Empower、TAFEの4校を留学生目線で解説します。
※掲載内容は2026年8月時点で確認できた情報を基にしています。期間、学費、入学条件、キャンパス、開始日は変更されるため、出願前に学校の最新資料とCRICOS公式検索で確認してください。

- 塗装工コースにおすすめの専門学校|簡易比較表
- 塗装工の専門留学で学ぶCPC30620とは
- Everthought Education|実習環境を重視したい人向け
- Gamma College|65週間で実技を学びたい人向け
- Empower International College|58週間のコースを希望する人向け
- TAFE QueenslandはApprenticeship形式
- AIBTも比較候補の一つ
- 塗装コースの費用総額について
- 塗装工として働くまでの基本的な流れ
- コースを卒業すればQBCCライセンスを取得できる?
- 塗装コースから永住権は目指せる?
- よくある質問
- まとめ|TAFE・専門留学ならブリスベン留学ドットコム
塗装工コースにおすすめの専門学校|簡易比較表

日本から学生ビザで塗装工の専門留学をする場合は、まず国際学生向けにCPC30620を提供している3校を比較すると分かりやすいでしょう。
| 学校 | 掲載期間 | 主な特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| Everthought Education | 2年間 | 建設技能職に特化。Salisburyに実習施設 | 実習環境と長期的な留学設計を重視する人 |
| Gamma College | 65週間 | Underwoodで実技を実施 | 期間と実習内容のバランスを重視する人 |
| Empower International College | 58週間 | BrisbaneとGold Coastで対面・実技授業 | 比較的短い期間で学びたい人 |
| TAFE Queensland | Apprenticeship形式 | 雇用主のもとで働きながら学ぶ | 現地でApprenticeship契約を確保できる人 |
学校名だけで選ぶのではなく、実習場所、総費用、通学時間、コース期間、卒業後の目標を合わせて比較することが重要です。
また、資格を修了しただけで、就職、技能査定、ライセンス、卒業後ビザ、永住権が保証されるわけではありません。
塗装工の専門留学で学ぶCPC30620とは
CPC30620 Certificate III in Painting and Decoratingは、建物や構造物の表面を保護・装飾するPainter and Decoratorに必要な技能を学ぶオーストラリアの職業資格です。
カリキュラムは学校や選択科目によって異なりますが、主に次のような内容が含まれます。
- 木材、金属、コンクリート、石こうボードなどの表面処理
- 刷毛・ローラーを使用した塗装
- スプレー塗装
- 塗料や材料の選定
- 色の調合・カラーマッチング
- 壁紙や装飾仕上げ
- 保護塗装・特殊仕上げ
- 足場や高所での安全作業
- 作業計画と現場の安全管理
塗装コースでは、教室で知識を学ぶだけでなく、実際に工具や塗料を扱う時間が重要です。
学校を比較するときは、コース名だけでなく、実習時間、ワークショップ設備、クラス人数、一人あたりの作業時間まで確認しましょう。
Everthought Education|実習環境を重視したい人向け

Everthought EducationのCPC30620は、国際学生向けコースとして次の内容が案内されています。
- 期間:2年間
- 学習形式:フルタイム
- CRICOSコード:111422K
- キャンパス:Brisbane
- 英語条件の目安:IELTS 6.0、各技能5.5以上
- 年齢条件:18歳以上
Everthoughtは、Carpentry、Bricklaying、Wall and Floor Tilingなど、建設技能職に特化したコースを複数提供しています。
ブリスベンの実習施設はSalisburyにあり、表面処理、刷毛・ローラー、スプレー塗装、壁紙施工、色合わせなどを実践的に学ぶ構成です。
Everthoughtが向いている人
- 建設技能職に特化した学校で学びたい
- 実習施設やワークショップ環境を重視したい
- 2年間かけて専門技術と英語力を伸ばしたい
- 卒業後の進路も考えながら長期の留学計画を立てたい
出願前に確認したいこと
- 最新の授業料と支払スケジュール
- 教材費、工具費、作業着、安全靴の費用
- 2026年後半・2027年の開始日と空席
- 週ごとの授業日数と実技時間
- Salisburyまでの通学方法
- 英語コースとのパッケージ可否
英語条件を満たしていない場合は、先に語学学校へ通う方法もあります。IELTSの基礎や必要スコアについては、オーストラリア留学・永住権に必要なIELTSガイドも参考にしてください。

Gamma College|65週間で実技を学びたい人向け

Gamma CollegeのCPC30620は、次の内容で案内されています。
- 期間:65週間
- 授業期間:50週間
- 休暇期間:15週間
- CRICOSコード:117662A
- 実習場所:Brisbane Underwood Campus
コースでは、塗装前の表面処理、材料選定、刷毛・ローラー・スプレー塗装、装飾仕上げ、壁紙、色合わせ、高所での作業などを学びます。
Everthoughtの2年間より掲載期間が短いため、就学期間を抑えながら塗装技術を学びたい人にとって比較しやすい候補です。
Gamma Collegeが向いている人
- 2年より短い期間で修了したい
- Underwoodへの通学が可能
- 塗装・内装仕上げ分野に絞って学びたい
- 授業期間と休暇期間を確認して計画を立てられる
出願前に確認したいこと
- 希望開始日の開講状況
- 最新の授業料と入学金
- 教材、工具、PPEの費用
- 65週間の授業・実習・休暇の内訳
- White Cardの取得方法と費用
- 実習がUnderwood以外で行われる可能性
入学条件はコースや開始時期によって変更される可能性があるため、正式なLetter of Offerを受け取る前に確認しましょう。
Empower International College|58週間のコースを希望する人向け

Empower International CollegeのCPC30620は、BrisbaneとGold Coastで提供されている対面・実技形式のコースです。
公式ページでは、次の内容が掲載されています。
- 期間:58週間
- 学習形式:対面授業と実技ワークショップ
- 年齢条件:18歳以上
- 学歴条件:Year 12相当
- 英語条件の目安:IELTS 6.0、各技能5.5以上
比較対象の3校では掲載期間が最も短いため、期間を重視する人には候補となります。
ただし、公式ページでは学費が調整中と案内されています。実際の総費用は、出願時に正式な見積もりを取得してください。
Empowerが向いている人
- 58週間の比較的短いコースを希望する
- BrisbaneまたはGold Coastで学びたい
- 学費と実習場所を確認してから判断したい
- IELTS 6.0相当の英語力がある
出願前に確認したいこと
- 最新のCRICOS登録情報
- Brisbaneで授業を行う具体的な住所
- 実技ワークショップの所在地
- 最新の授業料と教材費
- 工具、作業着、PPEの費用
- 開始日と空席状況
塗装コースでは、学校の事務所と実習施設が別の場所にあるケースがあります。住所だけで判断せず、実際に週何日、どこへ通うのかを確認しましょう。

TAFE QueenslandはApprenticeship形式

TAFE QueenslandのCertificate III in Painting and Decoratingでも、表面処理、刷毛・ローラー、スプレー塗装、壁紙施工、色合わせなどを学べます。
ただし、現在の公式案内はApprenticeship形式です。
Apprenticeshipでは、一般的に対象職種の雇用主に雇用され、職場で実務経験を積みながらTAFEで学びます。そのため、日本から学生ビザで渡航し、通常のフルタイム留学生として入学するコースとは前提が異なります。
TAFE Queenslandが候補になる人
- すでにオーストラリアで働けるビザを持っている
- 塗装会社などの雇用主が決まっている
- Apprenticeshipの契約条件を満たしている
- TAFE Queenslandから受講資格を確認できている
日本から専門留学する場合は、Everthought、Gamma、Empowerなど、CRICOSに登録された国際学生向けコースを先に比較するとよいでしょう。
TAFEと卒業後の進路については、TAFEからオーストラリアの現地就職・永住権を目指す際の注意点でも解説しています。
AIBTも比較候補の一つ

AIBTのCertificate III in Painting and Decoratingも比較候補の一つです。
ただし、AIBTの公式ページでは、コース修了によって得られるのは学術資格であり、単独で次の結果を保証するものではないと説明されています。
- 州のライセンス取得
- ApprenticeshipやTraineeshipの修了
- 就職
- 技能査定
- 移住・永住権取得
コース期間、キャンパス、CRICOS、総費用、実習場所を最新の見積もりで確認してから比較しましょう。
塗装コースの費用総額について
塗装工の専門コースでは、授業料以外にも工具や安全装備の費用が発生する場合があります。
| 費用項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 授業料 | コース総額、分割回数、支払期限 |
| Application・Enrolment fee | 申込時の費用と返金条件 |
| Material fee | 塗料、壁紙、実習用消耗品を含むか |
| Tools | 刷毛、ローラー、工具類を含むか |
| PPE | 作業着、安全靴、ゴーグル、保護具 |
| Safety training | White Cardや高所作業関連の費用 |
| OSHC | 学生ビザ期間をカバーする海外留学生保険 |
| 学生ビザ申請費 | 申請時点のHome Affairs公式料金 |
| 交通費 | 自宅から実習施設までの通学費 |
| 生活費 | 家賃、食費、通信費、日用品 |
授業料だけが安くても、工具費や遠方への交通費を加えると、総額が高くなる場合があります。
必ずLetter of Offerに記載された費用と返金条件を確認してください。
学生ビザの基本的な流れや必要書類は、オーストラリア学生ビザの申請方法でも確認できます。
塗装工として働くまでの基本的な流れ
塗装工の専門留学を検討するときは、次の順番で整理すると分かりやすくなります。
- 留学の目的を決める
- CPC30620を提供する学校を比較する
- CRICOS、期間、実習場所を確認する
- 英語条件と学歴条件を確認する
- 学費、工具費、生活費を計算する
- 学生ビザ、OSHC、住居を準備する
- 在学中に施工技術と現場英語を身につける
- 卒業後の就労可能なビザを確認する
- 雇用、技能査定、ライセンスの条件を個別に確認する
「技能を身につけたい」のか、「現地就職したい」のか、「将来的に請負業務をしたい」のかによって、確認すべき制度が異なります。
コースを卒業すればQBCCライセンスを取得できる?
クイーンズランド州で一定のPainting and Decorating workを請け負う場合、QBCCのPainting and Decorating licenceが関係することがあります。
CPC30620は重要な技術資格ですが、コースを修了しただけで自動的にライセンスが発行されるわけではありません。
申請するライセンス区分によって、次のような条件が関係します。
- 技術資格
- 実務経験
- 本人確認書類
- 財務要件
- 管理・経営要件
- 申請料
将来的に自分で仕事を請け負いたい場合は、学校選びの段階からQBCCの最新要件を確認しておきましょう。
塗装コースから永住権は目指せる?
CPC30620を修了しただけで、オーストラリアの永住権を取得できるわけではありません。
移住制度では、コース修了とは別に次の条件が関係します。
- 申請時点の職業リスト
- 技能査定
- 年齢
- 英語力
- 職歴
- 就労可能なビザ
- 州・準州の推薦条件
- 雇用主スポンサーの条件
- 招待ポイント
職業リストやビザ制度は変更されます。学校のコース期間だけを見て判断せず、オーストラリア永住権に関係する職業リストの仕組みも確認してください。
留学エージェントが提供する学校選び・入学手続きのサポートと、登録移民エージェントが提供する移民法上の助言は区別する必要があります。

よくある質問

英語力はどのくらい必要ですか?
EverthoughtとEmpowerでは、IELTS 6.0、各技能5.5以上が目安として案内されています。
ただし、学校や開始時期によって条件は変わります。スコアだけでなく、安全指示を理解し、作業手順や問題点を英語で伝えられる力も必要です。
未経験でも入学できますか?
国際学生向けのCertificate IIIでは、未経験者が出願できる場合があります。ただし、年齢、学歴、英語力などの入学条件があります。
ApprenticeshipやRPLは、雇用契約や実務経験を前提とするため、一般的な留学生向けコースとは分けて考えてください。
期間が短い学校の方がお得ですか?
短いコースは学費や生活費を抑えられる可能性がありますが、期間だけでは判断できません。
次の点を合わせて比較する必要があります。
- 授業週数
- 休暇期間
- 実習時間
- CRICOS登録期間
- 工具・教材費
- 卒業後に利用したい制度
将来の目標によっては、2年間のコースの方が留学計画を立てやすい場合もあります。
卒業すれば塗装工として働けますか?
資格は塗装技術を学んだ証明になりますが、就職を保証するものではありません。
実際に働くには、就労可能なビザ、英語力、安全資格、現場経験、求人状況、雇用主の採用判断などが関係します。
卒業すれば永住権を申請できますか?
コース修了だけで永住権を申請できるわけではありません。
職業リスト、技能査定、年齢、英語力、職歴、州推薦、スポンサーなどの条件を、申請時点の制度に基づいて確認する必要があります。
まとめ|TAFE・専門留学ならブリスベン留学ドットコム

ブリスベンで塗装工を目指す留学では「CPC30620 Certificate III」が代表資格です。2年間で学ぶならEverthought、65週間ならGamma、58週間ならEmpower、現地雇用主との契約があるならTAFEが候補です。
学校選びの際は学費以外に実習場所、工具費、CRICOS、卒業後の就労・ビザまで確認することが重要です。ブリスベン留学ドットコムでは一人ひとりの目標に合わせて学校を比較提案します。
オーストラリアやブリスベン留学で迷ったら、ブリスベン留学ドットコムへ。
ブリスベン留学ドットコムでは、政府公認カウンセラーや、オーストラリアの大学卒業・永住権取得の経験を持つカウンセラーが、英語力、学歴、予算、希望する仕事に合わせて学校とコースを整理します。
長期になるほど費用を抑えやすいプランもあり、学校手配のサポート手数料は無料です。
※一部規定があります。
詳しいサポート内容は、ブリスベン留学ドットコムの無料サポートをご確認ください。
参照元
コース・資格情報
- training.gov.au「CPC30620 Certificate III in Painting and Decorating」
- Everthought Education「Certificate III in Painting and Decorating」
- Everthought Education「Study Construction in Brisbane」
- Gamma College「CPC30620 Certificate III in Painting and Decorating」
- Empower International College「Certificate III in Painting and Decorating」
- TAFE Queensland「Certificate III in Painting and Decorating」
- AIBT「Certificate III in Painting and Decorating」

