オーストラリアの大学・大学院・TAFE・専門学校への進学、学生/卒業生ビザ、将来の永住権まで――要となるのがIELTS(アイエルツ)です。本ガイドでは、IELTSの基礎、Academic/Generalの違い、試験内容と受験方法、目的別の必要スコア、スコア不足時の解決策、国内外の対策スクール情報までを一気通貫で解説します。
ブリスベン留学ドットコムでは、出願校選びからスコア戦略、語学学校/試験対策スクールのご紹介まで無料でサポートしています。まずはお気軽にご相談ください。
IELTS(アイエルツ)とは
IELTS(International English Language Testing System)は、英語4技能(Listening/Reading/Writing/Speaking)を0.5刻み・0~9.0のバンドスコアで評価する国際試験。オーストラリア、イギリス、カナダ、ニュージーランドなどで、進学・就労・移住の英語力証明として広く採用されています。日本国内の大学入試や企業研修でも利用が拡大しています。
Academic と General の違い
- IELTS Academic:大学・大学院・一部の専門職登録(看護師・医療系など)向け。進学用途なら基本こちら。
- IELTS General Training:主に就労・移住(ビザ)用途。職場や日常に寄ったタスクが中心。
※Reading/Writingの出題形式がモジュールで異なります。
試験内容(4技能)
【Listening】約30分/40問
日常会話・説明・ディスカッション・講義など4セクション。選択、穴埋め、地図・図表記入など多様な設問形式。
【Speaking】約11~14分(試験官と1対1)
①自己紹介・日常 ②与えられたトピックで1~2分スピーチ ③関連質問でディスカッション。
【Reading】60分/40問
- Academic:学術的・専門的な長文。
- General:生活・職場関連文書(案内・規約・契約など)。
設問は選択、穴埋め、見出しマッチング、短答(1~3語)など。
【Writing】60分/2課題
- Academic:Task1=図表・データの要約説明、Task2=意見・議論エッセイ。
- General:Task1=手紙(状況説明・要望など)、Task2=一般的トピックへの意見エッセイ。
受験方法・受験料・結果の有効期限
- 受験主催:IDP IELTS/British Council(オンライン申込、テストセンターで受験)
- 受験形式:
- コンピューター版(LRWをPC、Sのみ対面/結果は通常3~5日)
- ペーパー版(LRWは紙、Sのみ対面/結果は通常約13日) - 受験料:Academic/General、PC/紙 いずれも概ね 27,500円(税込)
- 有効期限:通常 2年間
- 回数制限:なし(何度でも受験可能)
目的別:必要スコアの目安
進学(Academicが原則)
- 大学学部(Bachelor):OA 6.0~6.5(各セクション基準ありの大学多数)
※看護/教育(教員養成)/言語・作業・理学療法/ソーシャルワーク/薬学などは OA 7.0~7.5 といった高基準が一般的。 - 大学院(Master):OA 6.5 が目安(専攻により OA 7.0~7.5 要求あり)
- ファウンデーション(大学進学準備):OA 5.5 目安(期間・進学専攻で変動)
- ディプロマ(大学2年次編入ルート等):OA 5.5~6.0 目安
- TAFE(州立職業校):OA 6.0 が一般的(医療・教育系は上振れ)
- 私立専門学校:OA 5.5 を求める学校あり(独自テストで代替可のケースも)
ビザ(Academic または General)
- 学生ビザ(Subclass 500):コース種別により英語証明が必要な場合あり。いずれにせよ**入学許可(CoE)**が前提のため、進学先の基準を満たすスコアが実質的に必要。
- 卒業生ビザ(Subclass 485):OA 6.5(各5.5以上) が一般的要件。専攻・就労計画と永住権戦略の橋渡しとなる重要ビザ。
- ワーホリ(Subclass 417):スコア提出は不要。ただし現地での就労には実用英語力が必要。
スコアが足りない時の解決策
進学目的:語学学校経由のパスウェイ
大学付属、または提携の語学学校で所定期間の英語コースを修了→テスト免除で進学できる制度(専攻により対象外あり)。必要週数は出願時のスコアで判定されます(目安10~40週)。
オーストラリア現地で底上げ
現地の語学学校のIELTS対策コースに通学。モチベ維持、英語環境、最新傾向の反映という点で効率的。
日本国内で準備
- 公式問題集/模試で形式理解→弱点分析→分野別対策
- 語彙・文法の基礎を短期集中で固める
- L:多様アクセントの音源+シャドーイング/ディクテーション
- R:速読の反復と設問タイプ別の解法パターン
- S/W:独学は限界があるため添削と口頭フィードバックを受けるのが近道
最短で伸ばす学習法(ロードマップ例)
- 現状診断:直近模試で各技能のボトルネックを特定
- 設計:目標OA・各技能目標(例:OA6.5=各6.0↑)と受験日から逆算
- Input期(2~4週):語彙・文法・コロケーションの集中補強
- 技術期(4~6週):設問タイプ別の解法手順を固定化(タイムマネジメント含む)
- 実戦期(2~4週):フルセット模試→復習→弱点潰しのループ
- 直前期(~10日):当日手順・テンプレ・頻出トピックの最終調整
※S/Wは週1~2回の添削・面接練習を必ず組み込む
IELTS対策ができるおすすめスクール(日本・オンライン中心)
※料金や開講情報は時期で変わります。ブリスベン留学ドットコム経由の割引や特典がある場合があります。最新情報はお問い合わせください。
UKPLUS Osaka(大阪・梅田/通学・オンライン)
- 少人数・英国人講師・指導資格保持。レポートカードで改善点が明確。
- 例:入会金33,000円、IELTSコース例あり。
LINGO L.L.C.(東京・新宿/通学・オンライン)
- TOEFL/IELTS/DET専門。少人数~プライベート、受講後もカウンセリング継続。
- 例:入会金22,000円、IELTSコース全10講など。
心斎橋英語塾 Wellies(大阪・心斎橋/マンツーマン)
- 大学でも教える日本人講師。医療英語や個別カリキュラムに強い。
- 例:入会金33,000円、12レッスン112,990円(有効3か月)。
IELTS TRAINER PRO(オンライン)
- フィリピン正社員講師の担任制×毎日課題。価格と指導密度のバランス良。
- 例:入会金11,000円、OA6.5突破20週194,400円。
ベストティーチャー(オンライン)
- IDP監修オリジナル問題でS/W特化。24時間・回数無制限。
- 例:IELTS対策コース 月額16,500円。
TORAIZ(オンライン/対面)
- ネイティブ×日本人コンサルの二刀流、1日3時間学習のコミット型。
- 例:3か月コース一括546,700円、分割可。
まとめ/無料相談のご案内
- 進学用途はAcademic、就労・移住用途はGeneralが基本。
- 大学・大学院はOA 6.0~6.5が目安(医療・教育・福祉系は7.0~7.5も)
- ファウンデーション5.5、ディプロマ5.5~6.0、TAFE6.0が相場(専攻で変動)。
- 学生・卒業生ビザでもIELTSが重要。特に卒業生ビザはOA 6.5(各5.5↑)が一般的。
- スコア不足は語学学校パスウェイ、現地/国内の対策コース、添削中心のS/W補強で解消。
- 最短合格は「現状診断 → 逆算設計 → 設問別テクニック → 模試反復(S/Wは毎週添削)」が王道。
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